コーエーテクモ。会長は辣腕投資家

コーエーテクモは、ゲームソフト開発会社。「信長の野望」を開発したのがこの会社の創業者である襟川陽一社長なのだ。

コーエーテクモがゲーム会社として成功するまで

襟川陽一氏は、慶応大学卒業後、商社勤務を経て、家業である染料販売会社入社するも、すぐに倒産。
同業で再起をかけるがすでに斜陽産業。そんな時、書店で見つけた雑誌「マイコン」。OA時代の到来を予感。それを察した、奥様である現会長、襟川恵子氏が、PCをプレゼントしたことで、プログラミングを覚え、ソフト開発を開始した。そして、ゲームの開発を開始。

1981年「川中島の合戦」を発売
1983年「信長の野望」が大ヒット。ソフト会社専業となった。

社長が大ヒットゲームを開発した

始めて、コーエーテクモを知った時、この創業者が素人から独学でプログラムを習得し、大ヒットゲームを作り上げたことに驚いた。任天堂もそうだが、日本の大企業の始まりは、創業者の技術力によるところも大きい。戦後復興の立役者たちの多くは、松下幸之助や本田宗一郎はまさにそうだった。

しかし、商社マンだった社長が、会社を再建するためにプログラムを学ぶところから始めたのだ。これって、人生諦めるの勿体ないよなと励まされるのではないか?

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時をおいて、更に驚かされたのが、現会長である奥様の穎川恵子氏。

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現会長襟川恵子氏の才能

社長は、無類のゲーム好き。好きなことを仕事にしている特有のパターン。開発以外の業務は、会長が担当していた。その才能も評価されれが、何をおいても注目したのが、株式投資の才能。

社長が、ゲームで成功するまでの大変な時期も、ラジオをかけながら、株式投資に励んでいたとある。トレーダーなのだ。
ここに、株式投資で得た利益についての記事がある。
2022年3月期前期の営業利益は345億円、株式投資で得た利益は、142億円。本業の4割に相当する利益を株式投資でも稼いでいる。

実は、会長は投資家界隈で有名な方。しかし、4割もの利益を投資で得ていたとは驚きである。投資運営金額は1000億円強ともいわれ、原資に対して14%の利益を出している。そして、100銘柄に絞った、グローバルグロースへの集中投資だそうです。

因みに、どこで株投資を覚えたのだろうか?の答えは、会長の祖母から学んだそうです。そして、今ではその経験と知識から直観が働くそうで、直近の暴落も、一日で1000億円を売り暴落を免れたと。彼女が売ったことで、相場がさらに下がったってことはないのかしら?

彼女へのインタビューでの言葉に、「投資経験がない人間でも簡単に収益が出せる仕組みを考案中」とある。できれば、急いでいただきたいものです。

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