ニューカレドニアのサプライズ
ニューカレドニアに、行ったのは、随分前になる。
今でも、とても強く記憶に残っていることがある。
ニューカレドニアは、周りに美しい島がたくさん
ニューカレドニアは、南半球にあり、オーストラリアのすぐ近く
海は、とてつもなくきれいだった。
本島だけでも、十分なのだが、近くに美しい島が散らばっている。
”天国に一番近い島”と言われるイルデパン島もこの近く。
私が、行った時は、飛行機会社のストライキがあって、行くことができなかった。
その代わり、マレ島へ。
ニューカレドニアの人々の穏やかさはどこから?
ニューカレドニアは、ニッケル鉱があり、市民はその恩恵を受けていました。
今も、だろうか。
それゆえ、経済的に豊かで、治安もよく、人も穏やか。
島全体が、温かく、優しく感じるのは、多分その御蔭。
とても、安らぐ島。
新鮮な魚介類の料理に舌鼓
ホテルの近くにある海沿いのレストランに、ふらっと入ってみた。
外国で食事するときは、口に合わない時もしばしば。
しかし、警戒心が吹っ飛ぶほどの、シーフードパスタ。
勿論、魚介は新鮮で、これは、想定内なのですが、トマトソースが、とんでもなくおいしい。
それまで、トマトソースパスタが好きではなかったのですが、この時からはまりました。
結構、色んな所で、食べましたし、イタリアの有名店にも行きましたが、
今のところ、ここに、勝るものなしです。
高級レストランでもなく、普通の海辺のレストランだったのですよ。
グローバルWiFi
サプライズは何?
5日間の滞在だったと記憶しています。
日本からの直行便の本数が限られていて、出発曜日と帰国曜日はほぼ決まっていました。
帰国の前の日にも、そのレストランへ。
そして、同じパスタ。
すると、長身の黒人と白人の美青年二人が、遠くで、何やらひそひそと話していました。
私たちの話をしているようでした。
”何か、したかな?”
と思いましたが、特に、何も言ってこないので、いつの間にか忘れていました。
食事が終わりかけたころでした。
「デザートは、いかがですか?」
と、そのイケメンの一人がきいてきました。
友人と相談して、注文することにしました。
パフェを頼みました。
デザートも、終わり、満足して清算へ。
外に出て、歩きながら、友人が
「なあ、なんか、金額おかしい」
「計算間違えたんかな、おつり少ないの?」
「逆。デザートの分、計算し忘れてはるわ。」
急いで店に戻り、
まだ、ドアの近くにいたイケメンに言いました。
「デザートの分、清算されてないんやけど。」すると、どうでしょう、言いました、イケメン。
「FOR YOU」
”はっ、なんと、素敵なことを”
あの、こそこそ話は、こういうことだったのです。
”あの人ら、日本人やんな。こないだも来てたから、明日、帰るんちゃう?
今日、最後やろうから、おごったろか。”
実は、とても品のよさそうな二人で、決して、関西弁で話していた筈はないですが
内容は、こんな感じの筈。
自慢じゃないですが、私たち、ひとめぼれされるような美人ではない。
恐らく、多くの人が、彼らから、素敵な思い出をもらったのではないでしょうか。
感動をありがとう、2イケメン。
もう、あのイケメン達に、会うことはないでしょうが、
もう一度、訪れたい場所。
今度こそ、天国に一番近い島、イルデパン島にも行ってみたい!!
因みに、最終日にも行きたかったのですが、流石に、彼らの思いやりを壊したくなくて
別の店に行きました。
実は、もう一度、食べたかったあのパスタ。