超能力から見る物理法則
超能力、例えば透視ができる人の話は、昔からTVとかで見たり聞いたりしていた。知人にも、透視能力がある人がいて、警察に依頼され事件の解決に協力したという人もいる。その人は、大学の研究にも一度協力したことがあるという。バブルの頃までは、ソニーでも、超能力の研究所があった。霊感占い師でも見事に的中させる人がいる。その占いはここに書いた。
科学をかじった程度だが、科学の世界はとても好きなのだ。一方で、まだ、解明されていなというだけで、今、非科学的と揶揄される超能力の分野にも興味がある。そして、いつかは、科学的に証明されることになると信じている。
何故か?それは、一例でも症例があるから。そこには、必ず何かがあると信じている。
サイコキネティック(PK)、心で物体を動かすという超能力。
かつて、中国で実験され、トレーニング方法が研究されていた。
PK(Psychokinetic)実験
1990年 17歳の少年。研究者は、不透明なプラスチックフィルムの小さな容器に、数字を書いた小さな紙を4つ折りにしてその容器の中に入れ、テーブルに置いた。研究者も少年も、手の届かないところに座る。40分経過後、少年は顔を上げ、天井を見た。
紙は、テーブルから6m離れた壁の近くに落ちていた。容器から抜け、その場所に移動した経緯を見た者はいなかった。少年は、数字をいい当てた。容器の中を確認したが、紙はなくなっていた。
少年は、額の前(第三の目)でイメージし、そこに紙に書かれた数字を見た。そして、そのイメージに指示を出し紙を容器から出したという。
中国での研究
紙に書かれた文字の透視ができる少年がいた。北京には、他にも数人そのような子供がいた。
1979年 北京大学生理学部Chen教授がトレーニング方法に関する研究を実施した。
目的は、身体の生理学的機能の一つであるか調べるためとある。要は、不活性か退化しているだけで、本来持っているか持っていた機能であるかどうかを知るための研究だった。
PK能力へのトレーニング
対象者の条件
★頭が柔らかく、先入観がないこと。
8~12歳が最適、または、十分な教育を受けていない15~22歳
SCS(第二意識状態)トレーニング ➡ この成功は透視
★グループで行うのが効果的
1.研究者が小さな紙に2つの文字か数字を書く。それを二つ折りにし、研修生の隠せる部分に保持させる。(耳、脇の下、手で握る)
2.5~10分の瞑想
3.ターゲットに集中(紙に書かれた文字を見るように)
4.文字とインクの色を報告
5.1日1時間か1日おきに2日~10日(文字が見えるようになるまで)
6.グループ全員ができるまで続ける
7.ESP能力テストを実施(10個の内5個正解なら第三の目は開いている)
PKトレーニング
7を修了後開始。
木製のマッチか細い金属線の切断
トレーニング成果
10歳:40名中40%が成功
7~18歳:1222名中、一日トレーニングで9.6%が成功
PK能力からみる物理法則
★非接触でものを移動させることができることから、心がどのように物体にエネルギーを与えるのか提議。心と物体の間に、量子力学的波動による共鳴やコヒーレンスのようなことが起こっているのか。
★紙がプラスチック容器を透過することができるのであれば、物体は粒子ではなくエネルギーからなるという仮説
最後に
この実験が行われて、30年が経過したが、未だ、多くの中国人がエスパーになったという情報は入ってこない。
もし、この研究が成功していても、障壁として、懐疑論が根強くあるのは西洋と同じ。
ただ、日本やアメリカでも超能力の研究はなされてきた。存在するのは確かなのではないか。もう一つ科学として立証するには、再現性が必要になるが、それが難しいのかもしれない。訓練の継続が必要なことも、之の原因かもしれない。
日常、能力がなくとも、直観やシンクロニシティーを経験する。私たちの知らない科学が、まだまだ、沢山あるに違いない。それらが、科学として解明されることが待ち遠しい。
Unexpected Behavior of Matterin Conjunction with Human Consciousnes