大雪山、クマが出た数日後

北海道に行くと、必ず行く大雪山。
札幌に、所用で行っても大雪山。

ホテルが選べてフライトもJAL!格安国内旅行のJ-TRIP(ジェイトリップ)
羊蹄山


北海道には、羊蹄山という美しい山がある。
スキーで何度か訪れた。
当時のスキーコースは、町営で、ヘルメットをかぶり直滑降で横を滑り降りる小僧たちとともに
滑る、他には見ないコースがあった。


一方で、此の美しい羊蹄山を横に見て、雄大に滑る最高のコースがあった。
リフトで隣になった年配の男性は、
「毎日、午前中ここで滑って、ホテルで珈琲を飲んで帰るんです。」
何と優雅な、そして羨ましい日常。
北海道にもスキーで何度か行ったが、スキーを楽しむという点では、
他にもっと素晴らしいスキー場はある。
しかし、ここは、別の特別感があった。
「ウィンザーホテル洞爺湖」(一休高級ホテル・旅館が最大60%OFF!)に滞在し、
優雅なスキーを楽しんだ。夏なら、洞爺湖畔のホテルも、いいかもしれない。
洞爺湖と羊蹄山が一望できる景色は絶景でした。

ホテルが選べてフライトもJAL!格安国内旅行のJ-TRIP(ジェイトリップ)


      

本題へ。大雪山。
随分前のこと。時効だから話す。
その時も、大雪山に寄った。
ロープウェイで5合目まで上る。
しかし、この時、運休していた。工事中だった。
ビジターセンターに行ってみた。
事務室に押し掛けた。そこには、少々年配のおじさんが座っていた。
ロープウェイ、休止なんですか?」
「そうですね。歩いて登ればいいでしょう?」
「はあ」
「2日前かな、そこにクマが出てね。」
当時、あちこちで、クマの出現がニュースになっていた。
「山じゃなくて?」
「うん、そのちょっと先」
延々雑談した最後に、出た言葉。
「アイゼンと靴除け貸すから上っておいで」
親切はありがたいが、ほんちょっと前、クマが出たって言いましたやん。
「いや、クマが出たんでしょ?」
「大丈夫、大丈夫」
と笑う。私の、優柔不断さは、孤高の人:新田次郎著 ここに書いた。
優柔不断だからこそ、一人旅してるのだ。押しに弱い。
いつの間にか、その親父は、アイゼンと靴除けを持ってきていた。
そして、私は装着していた。
断り方を、頭をフル活用して考えたが出てこなかったのだ。
一つには、山登りが好きだということがあった。
”登りたいけど、あぶないやん”が往復していたのだ。
親父のせいだけでもなかった。
登り始めた。
草木の”ささっ”っていう音だけで身構えた。
遠く上に、登っているたった1グループが見えた。
あれっ?もしかして、この山大丈夫なん?
かすかな安堵と共に、ただ、歩いた。
休むことなく歩き続け、とうとうロープウェイ乗り場にタッチした。
残念ながら、天候は良くなかった。
以前は、頂上まで上り、そこから更に尾根を歩いたこともある。
季節が良ければ、とてもきれいなところらしいが、山を歩くことだけでも楽しかった。
しかし、この時は違った。
任務完了。急いで下山した。クマが怖い。親父の押しで登っただけなのだ。
ビジターセンターに、借りたものを返しに行った。
「ありがとうございました。」
「えっ、もういってきたの?上まで?」
「はい、ロープウェイの終点までですけど」
「まだ、時間たってないよ、早すぎない?」
当たり前やん、クマでるかもしれんねんもん。

手ぶらキャンプを楽しむ【hinataレンタル】

例えばこの写真。山肌に太陽光パネルを敷き詰めた写真。
以前は、人間の利益のために木々が伐採された。
今度も形を変えた、自然破壊が続く。
これにより、自然災害時の被害が膨大なものとなり
動物だけではなく人間の命をも奪う災害となっている。
それでも、人間の貪欲さは、歯止めがかからない。
熊よ、すまぬ。
自然を守り、自然と共に生きたいというのは、贅沢であろう筈はない。

サスティナブルなアウトドアブランド【Qaou(カウ)】







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です