シンクロニシティーⅡ
シンクロ二シティーⅠ でも、いくつか経験を上げました。
これって、誰もが経験してるのかしてないのか。
運命的な出来事が、後にやってくる場合の例はよく耳にする。
今の主人とは、実は、偶然ナンタラカンタラという話。
しかし、私の場合は、ハッピーエンドの来ない偶然とは思えないほどの偶然が結構ある。
教えてほしい、私に何故、ハッピーエンドが付いてこなかったのか。
北海道に、ツーリングに行った時の話です。
場所と時間の偶然が重なりました。
その時、夏季休暇の時期に出張に出ており、一か月ずれての取得となりました。
いつもなら、混雑を避けて、本州の端に行ってました。東北か九州。
その時は、いつもは取れないフェリーのチケットが取れる初めてのチャンス。
行かない手はない。行きました、バイクとともにフェリー乗って、北海道へ。
富良野から旭川に抜けようとしていた時でした。
右手の道を上っていくと、そこは、展望台。
夕景が美しく、行きたい衝動にかられました。
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しかし、日が暮れかけた展望台は、人気も少なく、一人旅の時は、いつもは避ける場面。
走りながら葛藤しているうちに、その分岐点に差し掛かりました。
その時、展望台から降りてきた車がありました。
その車は、分岐点を逆に、こちらに向かってきました。
そして、すれ違いざまに、助手席の人と目が合ったのです。
何と、よく一緒に遊んでいた先輩でした。
私は、フルフェイスのヘルメットをかぶっていて、目しか出ていなかったのですが、
先輩も気づいたようで、後方で、車を止めこちらに向かってきました。
「こんなとこで何してんの?」
まあ、感動もなく、こっちのセリフやんかとも言えず、
「どうしたんですか?盆休み過ぎてますよ」
というと、
「旦那が盆休み仕事やったから、ずれて今になってん。」
そして、この大きい北海道で、もし、5分ずれていたら合うことは、なかったであろうことに
感動もなく、夕飯どころかお茶すらも一緒に行くことなく、
「またな」
という言葉を残し、それぞれの行き先に去っていきました。
これって、よくあるのかな?
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これも、なんやったんやろ?という偶然?シンクロニシティー?
会社の新入社員研修で同じクラスにAがいた。
同期は1000人ほどいただろうか。大阪の北の方にある研修所に集められ、2週間ほどかけて
行われる。学校のようにクラスに分かれて研修があり、
クラスメイトは、それなりに話はするが、私は、連絡先を交換するほど親しくなることは
なかった。
配属は、それぞれバラバラ。
Aは、中央研究所に配属され、それは、本社の隣にあった。
私は、同じ大阪の北の方でも、研修所、本社にも、遠い事業所。
私の住まいは、大阪でも南の方。
近所で、同じ会社の人に出会ったことはなく、また、通勤限界地域と自覚していた
通勤に、一時間半近く要していたのだ
ある日、事業所内のテニス大会があるということで、できもしないのに、研究所に女性が
少ないことで駆り出されることになった。
同僚に、テニス部出身の女性がいて、休日に、特訓をお願いした。
場所は研修所のテニスコート。
事業所にもあるが、一面しかない。
研修所は、数えたことはないが、数えきれないくらいある。
しかし、遠い。やはり、家から一時間半ほどかかった。
テニスコートに行くと、隣のコートに、Aがいた。
「あら、まあ、久しぶり」
という会話程度で、テニスをして帰った。
しかし、テニスに行くたび、そこに、Aがいた。何度も。
まあ、この程度なら、よほどテニスが好きなんだなで終わる。
仕事で、本社に出張に行くことがある。そんな時、食堂や喫茶に立ち寄るのだが、
必ず、いるAが。
まさか、一日中食堂にいる筈もなく、偶然会うのだ。行くたびに。
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これが、とどめ。
ある日、帰宅が遅くなり、終電近くの電車に乗っていた。
座ることはできず、立っていると、目線の先に、座っている男性に目が留まった。
Aは、顔が濃い。限りなく、似た男性。
しかし、いる筈がなかった。地元出身者でなければ、北の方に住む人が圧倒的に多かった。
確率的に、別の人の筈だった。
気になりながらも、電車は、最寄り駅に着いた。
その人も、降りた。
そして、どこまでも、前を歩いている。
彼が、振り返った。
「A君やんな、なにしてんのここで」
と口から出た、
「ここに住んでる。」
やはり、Aだった。何ということ?
「ここって、どこ?」
答えた住所は、うちの町内のマンションだった。
結婚して、ここのマンションを購入したという。
そんな、大きな集落ではない。新興住宅で、一軒家群の奥にマンション群が
聞けば、彼の、家は、うちの家と、目の鼻の先だった。
「なんで、会えへんかってんやろ、今まで」
というと、
「俺は、何回か見た。」
恐ろしい言葉。何年住んでも、近所とは、知り合いにならないことをいいことに、汚いだらし
ない格好で、近所を闊歩していた。
彼との、この執拗なご縁は、どこに続くかと考えあぐねていたが、
何度か、帰宅時にあったくらいで、
あっさりと、転勤とともに、引っ越ししていった筈。
彼が、大幸運をもたらしてくれるはずだったのが、
迂闊にも、取り逃がしてしまったとしか考えられないと、思っている。
これだけの偶然が重なって、日常に何の変化もないのが、不思議なくらいでございます。
もしかしたら、日常は、シンクロの繰り返しで、私たちが気づいていないだけなのかも。
パラレルワールドがあるならば、一瞬一瞬が選択の繰り返しなのだろう。
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