Critical thinking(データ)

 Critical thinking の続編

日本の教育の現状

日本の教育は、Critical thinkingに配慮していない。

言い換えれば、生徒は、先生や教科書を疑うことがない。

先生や教科書のミスに気付く生徒は確かにいるだろうが、本質的な内容に

疑問を持たないということである。

なぜか?

学習量が多く、そして、好奇心を持って、学習に向かうほどの内容も時間も

十分ではないからではないか。

何より、学習の目的が、単に、受験にあるからではないか。

なにより、受験対策に追われ、学習塾で受験テクニックを習得するほうが、

より確実に目的を達成できるという事実があるのだから



NO Critical thinking のデメリット

Critical thinkingを習慣にしないと、少々厄介なことになる。

前の投稿”Critical thinking”に書いたように、論理形成ができないと

自らの考えを持つことができず、常に誰かの、何かの選択しかできなくなるのだ。

日本人に議論が苦手な人が多いのも、それが、原因の一つではないだろうか。

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データから見る、国別Critical thinking度

新聞雑誌への信頼度

日本 60%台 米国20%台 英国10%台 独仏伊30%台

日本が突出して、マスコミを鵜呑みにしていることを示しています。

これは、欧米との比較ですが、韓国と比べても

日本が、ほぼ70%に対して、韓国はほぼ50%で、日本の数値は突出しています。

政治に対する、信頼度が低くとも、マスメディアを使って国民をコントロールできる

ということです。

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特に、今のような時勢において、個々が、情報を鵜呑みにせず、自ら、Critical thinkingを

実践し、自分自身の論理を組み立てる姿勢が求められています。

ただ、日本のTVでは、放送権を政府が握っており、必要な情報が、手に入りにくい状況にあります。政府の都合のいい情報しか流せないという事。

そして、新聞社においても、自主的にまたは何らかの利権により、必ずしも事実を報道しているものではないことは、歴史より知ることができます。

第二次世界大戦の朝日新聞は、国に加担し戦争に国民を扇動していきました。様々な、利権や、背後にある権力が事実を捻じ曲げて書かせているのです。積極的にかもしれません。

今は、記者に論理的思考力や批判的思考力がなく、実は真実を追求する能力が欠落している可能性は多分にあるでしょう。

それゆえ、自分の手に入る情報が、十分ではないということを自覚し、必要であれば能動的に情報を手に入れる必要があります。

他者の意見の鵜呑みは、とても危険なのです。

自分で組み立てた論理に基づく意見は、それが、どんなものであれ、十分に議論できる道具となるはずです。

議論は、勝ち負けを決めるものではなく、自分の論理をより良いものに組み立てていく過程にあるものなのです。

***データ:「日本だけ異様に高い信頼度」マスコミを盲信する人ほど幸福度は低い 欧米のマスコミ信頼率は5割以PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

因みに、NY同時多発テロ(9.11)の後、米国が、大量破壊兵器の存在があると、虚偽の発言をし、イラクに軍事侵攻しました。

日本も、戦闘に参加しないまでも自衛隊を派遣した当事国となりました。

結局、日本は、イラクに対する債務放棄と石油の高騰という大損害を被ることになりました。

虚偽の発言までして、軍事侵攻したアメリカは、石油メジャーと、軍需産業において、多大な利益を得ています。

米国に支配されている日本と言う構図がさせていることなのでしょうが、これを監視できていない国民にも問題があります。

情報が正確に伝わっていないので難しいのですが、それを自覚する必要はあるのではないでしょうか?

もう一つ、現在進行形に起きている、ロシアによる軍事作戦について、多くの日本人は、欧米からの情報しか見ていないことに気づいていません。

それにより、日本は、欧米の思いのまま、経済的支援と言う名で、税金は湯水のごとく海外に流れています。

そして、改憲により戦争のできる軍隊に仕向けようとしています。全て、米国やそれに加担する政治家の思惑通りなのです。

実は、これも情報操作されています。ロシアの情報とを見比べてみてください。TVは全て欧米からのものですが、ネットではロシア側の情報は手に入ります。

どちらが、現状と比較して筋が通っているでしょうか?

概ね、ロシア側の情報が正しいのです。米国国防総省元最高責任者の発言は、当初より、米国は嘘をつくと指摘していました。

しかし、日本の有識者の多くは、TVの情報を鵜呑みにしています。この批判的思考ができていないことから、鵜呑みになっているのです。

ロシアに対する、反共プロパガンダが成功し、それが、先入観となり、思考をゆがめているのかもしれません。

実は、私も、当初はそうでした。

何れにしても、自民党だけではなく、野党の殆ど、特に共産党までもが徹底的な反ロシアを叫んだことで、今の、危険な日中戦争に陥る可能性をもたらしています。

日本の批判的思考の衰えが、日本の衰退の一端を担っている一例です。










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